※去年からドラフトのまま眠っていたエントリーです。
新作をひっさげ、夏に単独来日したMachine Head。
見たかった、、出張被ってなかったら見に行ってた。
多少アレンジが散漫かな、という箇所がなくはないけれど、全体としては相変わらずソリッドな新作のうち、「Bloodstone & Diamonds」に、永年の確執の末、バンド側が解雇に至ったオリジナルベーシスト、アダム・デュースに対するステートメントと思われる歌、"Game Over"の歌詞が非常にストレートで、もとい、ドン引きするくらい率直で、フロントマンのロブ・フリンの性格を恐らくよく表して居ると思えたので、拙い翻訳をしてみようかと思う。
(ダウンロード版で購入したため、日本盤の対訳は読んでいない・・・。)
※あまりゴシップは拾ってないのだが、どうやら以前から、アダム・デュース氏はバンドの成功が小さいと思っていたようで、精力的に活動するバンドの足かせになっていた模様。
オレが知っている話は、そのくらい。
GAME OVER
Oh your sweet little lies (あぁ、お前の可愛らしい嘘よ)
Oh your sweet little lies (あぁ、お前の可愛らしい嘘よ)
I can hear when I hold you close to me (お前を近くに抱き寄せると聞こえてくるんだよ)
When I look in your eyes(目を覗き込むと、)
I see through your disguise(お前のまやかしが見通せる)
What I see is an only lonely void(オレが見ているのは、唯一の、孤独な空虚)
And I can see hell in your eyes!(お前の目には地獄が映っているぞ!)
Cause you're drowning inside(何故って、お前はもがき苦しんでんだから)
Those fake tears that you cried
As I claw my way from your tragedy(オレがお前の悲劇から這い出してた時、お前の流した数々の嘘の涙)
Emptiness is your pride(スッカラカンが、お前のプライド)
Arrogance is your pride(傲慢こそが、お前のプライド)
I won't drown in another's misery(オレは他人の惨劇に溺れたりはしない)
And you won't pull me down to die(お前に死へと引きずり込まれることなど、ない)
No!
Stuck in this prison with a brother I loved(かつて愛した兄弟の監獄にはまり込み)
Stuck in this prison with the memories of...(……の記憶の監獄にはまり込み)
Another time, when music's all that we had(かつて、音楽こそが全てだった時)
Bonded by anger and addictions, so glad(怒りと熱意で結び付けられていた、とても嬉しかった)
Always together but no words are spoken(常に共にあった、だが最早何も語ることはない)
This is the sound of a friendship broken(これは友情崩壊の歌だ)
Trapped and climbing up the walls(罠にはめられ、壁をよじ登ってる)
How the fuck do I get out of these pitfalls?(どうやったら、このクソ落とし穴から抜け出せるってんだ?)
サビ
And you say that life is just a game and(お前は言う、人生はただのゲームだと)
Everyone who plays is just a pawn(皆が演じているのはただのポーンだと)
And shame on me it went so long(そしてオレに恥を知れ、と もうオサラバさ)
How could I've been so wrong?(どうして間違い続けてしまったんだろう)
I've forever gone, colder(かつてのオレは永遠に消え失せた、冷徹に)
If life is just a game then
Game over(人生がゲームって言うんなら、これがゲームオーバーだぜ)
Dreaming of choking someone I used to know(オレの知ってる誰かの首を絞めることを夢見てる)
Strangling the negativity that they sow(ヤツらが撒いたネガティヴなことを絞め殺しながら)
Resent has now become the face in the mask
That plays upon a bitter two-man cast(悲しい一人二役を演じながら、マスクの下の顔は怒りに歪んだ)
Go find somebody else to blame your problems(お前の問題をなすりつけるための誰かを見つけて来いよ)
Trying to fuck me, because you can't solve them(お前は自分で解決出来ないからってオレのせいにしようとしたよな)
Stop! You never gave a shit(やめろ!お前は無神経にも程がある)
We almost fucking quit, because how much you hated it(俺たちはほぼ終わりだ、どれほどお前が友情を憎んでいたことか)
And you say that life is just a game and(お前は言う、人生はただのゲームだと)
Everyone who plays is just a pawn(皆が演じているのはただのポーンだと)
And shame on me it went so long(そしてオレに恥を知れ、と もうオサラバさ)
How could I've been so wrong?(どうして間違い続けてしまったんだろう)
I've forever gone, colder(かつてのオレは永遠に消え失せた、冷徹に)
If life is just a game then
Game over(人生がゲームって言うんなら、これがゲームオーバーだぜ)
For as long as you're alive(お前が存命の限り)
I'll curse your worthless name(お前の取るに足らない名を呪ってやる)
For as long as you're alive(お前が存命の限り)
I'll curse your worthless name(お前の取るに足らない名を呪ってやるよ)
On the day(その日)
On the day of your demise(お前が終わるその日)
Unburied and left for the flies(墓穴から掘り返してハエの餌にしてやる)
Believe me that I will piss upon your grave(安心しろ、墓石にはションベン引っ掛けておいてやるから)
Forgiveness may greet me on someday(いつかは許す日が来るのだろう)
But I'll never forget all this pain(だがオレはこの痛みを決して忘れない)
Let there be no mistake(誤ることなかれ)
This is not a game!(これはゲームなんかではない!)
Oh your sweet little lies (あぁ、お前の可愛らしい嘘よ)
Oh your sweet little lies (あぁ、お前の可愛らしい嘘よ)
I can hear when I hold you close to me (お前を近くに抱き寄せると聞こえてくるんだよ)
When I look in your eyes(目を覗き込むと、)
I see through your disguise(お前のまやかしが見通せる)
What I see is an only lonely void(オレが見ているのは、唯一の、孤独な空虚)
And I can see hell in your eyes!(お前の目には地獄が映っているぞ!)
Cause you're drowning inside(何故って、お前はもがき苦しんでんだから)
Those fake tears that you cried
As I claw my way from your tragedy(オレがお前の悲劇から這い出してた時、お前の流した数々の嘘の涙)
Emptiness is your pride(スッカラカンが、お前のプライド)
Arrogance is your pride(傲慢こそが、お前のプライド)
I won't drown in another's misery(オレは他人の惨劇に溺れたりはしない)
Forever this friendship has died(この友情は、永遠に死に絶えたのだ)
No!
And you say that life is just a game and(お前は言う、人生はただのゲームだと)
Everyone who plays is just a pawn(皆が演じているのはただのポーンだと)
And shame on me it went so long(そしてオレに恥を知れ、と もうオサラバさ)
How could I've been so wrong?(どうして間違い続けてしまったんだろう)
I've forever gone, colder(かつてのオレは永遠に消え失せた、冷徹に)
If life is just a game then
Game over(人生がゲームって言うんなら、これがゲームオーバーだぜ)
Game over(ゲームオーバーさ)
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よほど、ロブは長年、腹に据えかねていたんでしょうね・・・これほどストレートに、分かり易く誰かを生々しく批判する歌詞は珍しいと思う。
いくら、厳めしいイメージのついてまわるヘヴィメタルバンドであっても、決定的なバンドの破局であっても、その時に書かれる歌詞は微妙に遠回し表現だったり、何かの比喩表現だったり、するわけで、この歌ほどド直球なケースは稀だと思うのです。
正直に申して、ロブの歌詞は表現が荒っぽいし、ネイティヴのメリケンさんのくだけた表現をキレイに対訳できているとも思えないけれど、この歌は何を歌っているのか前々から興味があったため、書いてみた次第。
ロブのアダム解雇の声明文を読む限り、彼は相当苦しんだんでしょうね。仲間意識の強そうなロブのこと、きっと喪失感に苛まれたんでしょう。時間を置いて落ち着いてきた結果、この歌の歌詞の心情に至った、というのが個人的な理解となっております。