現実的なレベルから、およそ多くの人には無理な話まで、思ったままに書く。
段落がまとまっておらず読みにくいが、その内直します。
◆結論多くは煽られるシチュエーションに出くわす前に軽減ないし回避できること。自分の運転が他人にどう映るか考えながら暮らすことがポイント、な気がしている。
①事前に回避できること・
煽られるような車種を買わない- 軽かコンパクトかで迷うなら、コンパクト。
- コンパクトかCセグかで迷うなら、Cセグ。
- 軽ターボがそこいらの段ボール箱より速いのは間違いないが、ドライバーの頭の中ではいつだって、軽自動車は四輪の最弱カテゴリーである。あなたの愛する軽自動車のグレードにターボチャージャーの設定があるかどうかに興味があるとは限らないのである。軽は存在自体が煽られる、IQ低めに言うなら「ナメられる」宿命にある。コンパクトはその次。Cセグあたりからは余りそういう傾向はみられない。2t超の大型車など、デカイが正義と勘違いして他車を蹴散らす子がいないとは言わないが、周囲のドライバーは明らかに車格を見て判断を変えている。そのことは知っておいても良いだろう。
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煽り運転多発地帯に近寄らない- 君子危うきに近寄らず。
- 多発するポイントが判っているなら、近寄らないのが最も賢明な対処法である。多発する理由は必ずそのエリアに存在する。存在している間は必ず、そのエリアは荒れつづけるであろう。そこまで理解したのなら、取るべき行動は既に決まっている。
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もう乗らない- だめだと思ったら、いっそ乗り物に乗ることから降りたっていい。特にご老人に対して申し上げたい気持ちでいっぱいだ。難しいんだけども。自分が老衰し、小型車さえまともに乗れなくなった時、果たして自らの意思で免許を返納できるだろうか?
②事前に知っておけば軽減出来るかも知れないもの・
車の流れを極力乱さない運転を心掛ける- 制限速度とはあまり関係なく、その道路にはその道路なりに大凡決まった速度というものが存在する。制限速度を守ることは法律上、重要なことであるしそれが優良ドライバーの模範行動であるのは確かだが、他人とトラブルにならない、荒らさないのも無事故ドライバーにとっては重要なことであり、そのためには周囲との調和が不可欠だ。
- たまに、「周りはなぜ制限速度を守らないのか」という口調で、自分自身は法定速度を厳守するのがライフワークと言いたげなかたがいるが、理屈の上では間違っていない。が、これも傲慢運転の一種だと自分は考えている。公道では己の正義に固執するドライバーはいずれトラブルに巻き込まれる。その中には煽り運転を食らうことも確実に含まれる。意地悪な言い方をすると……自らの運転が法の庇護の下に正義だと疑わないから、煽られようとパッシングされようと、そのようなタイプのアイアム・ジャスティス・ドライバーは決して道を譲らない。その驕りが煽り運転を自ら誘発しているとも理解せずに。
- そう。周りとの調和が重要なんである。その中には「例え自分が制限速度いっぱいで走っていても、ペースに合わせられない車が来たら積極的に譲る」も含まれる。これが許容できる人と出来ない人が公道で混在するからトラブルになるのだ。
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特定の考え方に固執せず、TPOで判断していく- 既に上に書いてしまったが、結局煽る煽られるだの、公道で起きる面倒の多くは「譲れないこと」のお互いの衝突で起こる。
法定速度ギリギリだから、お前に道を譲る義理はない←→こんなトロトロと走ってんじゃねぇよ。よーしいこーっと♪(ノールック道路侵入)←→てめーーーッ!急に出て来んじゃあねぇーーーッ!
- 割合簡単にぶつかるもんである。そして、ぶつかると人は簡単には相手に譲歩できなくなるし、許せなくなる。人間は浅ましいもので、相手に落ち度があるがために回避操作をさせられたと認識すると途端に、それを責めて良いと考える傾向がある。率直に言って自分にもある。少なくとも、パッシングかクラクションで警告をしたくなるのだ。問題はそのとき、当の相手が非を認識しているかどうかである。認識していたら申し訳のない気持ちの一つも芽生えるだろうが、そうでなかった場合は攻撃されたという意識だけが生まれる結果に終わる。
- このように、事前に心掛けておけばすむこともあれば、どうにもならずにストレスがかかることもある。公道を走る以上誰しもが逃れられないことである。その中にあってせめて、トラブルを減らしたいと願うのであれば、個人的な考えだが
- 「相手のミス含め、出来るだけ多くのことを許す」
- 「速度が合わないなら抜き去る、またはスローダウンして譲る」
- 「周りの車の位置関係と動きをよく見て判断する」
あたりがお勧めである。
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馬力/トルクの高い高性能車に乗る- 誤解されがちであるが、高性能車は速度の高低とは無関係にあらゆる操作にゆとりがあり、ドライバーに心のゆとりをもたらす。むろん、高性能車特有のシビアさが無いとは言わないが、技量と自制心さえ追い付くならば、車格としても、あらゆる操作についても、煽られたときの余裕となってドライバーに寄与するだろう。
- 一部の外車乗りのように傲慢にさえ、ならなければ。
- そのこととは別の観点で、一度は馬力&トルクの高い高性能車に乗ることを、特に若い世代にはオススメする。そういう車に乗って運転する人間の考え方が理解出来るようになるからだ。軽やミニバンばかりに乗っていたら、軽やミニバンのことしかわからない。様々な車に乗り、人々が感じ、走らせることの想像力を培うのも楽しいのでお勧めである。
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色々な車に詳しくなる- 世の車に関心を持つことは、ドライバーとしての判断の精度を上げるためには重要なことである。
「この新型車はターボの設定があったな、速いかも」 「この車種はいかにもDQNが乗ってそうだな・・・深追いは避けよう・・・」 「デカいトラックだな。荷物も満載だ。車間をとりたがってそうだな、空けとこう」- こういう些細な判断が出来るかどうかで、その道を平穏無事に過ごせるかどうかがそれなりに変わる。実際、煽られる理由のいくらかは確実に、運転していながら車に対する無関心であることに起因していると思える。何も自動車オタクになれということではない。A地点からB地点に辿り着くことだけを考えるのではなく、周りの車に関心を持つことで、相手のことを少しでも把握できればより正確な理解に結び付き、無用なトラブルから逃れられるのではないか、という話である。
- もちろん、知識が目を曇らせることもあるだろう。車に詳しくても必ずしも、周りが予想通りに動くはずはない。しかし人間は考え続ける動物である。考えることをやめたとき、何かに対して融通の効かない人になってしまうような気がしてならない。
- 知識だけ立派で実際の車に乗らず、出力特性がどうだの、重量配分がどうだの、サスペンション方式が・・・などと痛いことを言い始める子はいまでも居るのだろうか・・・。グランツーリスモが流行り出した頃にはたくさんいたもんだが、今となっては「リアルな挙動」ってなんだったのかと思う。ほとんどの人はGTに出てくるスポーツカーの現物にコンマ1秒も乗ったことはないのにね。
③事後対処・
ただ煽られて立ち去られるだけなら、放っておくのが最もお得- 基本的に、煽ってきた相手にやりかえすのは負の連鎖であり、売り文句に買い文句、そのあと待っているのは色々な意味で警察沙汰である。よほどパワー&スピードに自信が無い限りは先に行かせるのが最も無難だ。なぜなら、煽られているだけなら先に行かせれば相手はとりあえずでも満足するからだ。たとえその先が詰まっていたとしてもだ。煽り運転は決して褒められた行為ではないが、場合によっては自分の何気ない操作が癪に障った可能性がある。いちいち謝ることでもないが、それで相手の溜飲が下がるなら許してやるのが賢明ではないかとないかと思う。譲れるドライバーになりたい。
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喧嘩になっても良いという覚悟がないのなら、会話を試みてはいけない- トラブルがこじれると、最早道を譲っただけでは相手は満足しない、という状況に陥る。無理矢理車を停めさせられ……この間の東名道の事件のようなことにだってなるかもしれない。ああいう頭の程度の低いバカは今にはじまったことではなく、老若男女問わず世の中に常に一定数存在する。その地雷を運悪く引いてしまった場合は、もう素直に国家権力のお世話になったほうがいい。なにせ、その手の相手とは住んでいる惑星が違うのだから、言葉自体が通じない。ナメテンノカ、と、オウコラ、としか言葉を発せない地球外生命体なのだ。もちろん、身内に危害を加えられるようなことがもしあれば、留置場覚悟で反撃し叩きつぶすこともあるだろうが、ソレは本当の本当に最終手段と思っておくべきだ。自身の社会的地位をよく考えて判断したいところ。負けて勝つという発想も持つべきこともあると考える。
- 身も蓋もない言い方をすると、大体においてそういう車を停めさせる系の人間はろくでもない境遇の低所得層だ。彼らは自分自身が学もなく、金もなく、信頼もなく、失うものがあまり無いことを理解しており、彼らの頭のなかにしか存在しないステレオタイプな”良いとこ育ち”を憎む傾向にある。彼らの社会的地位はせいぜい、その日の安居酒屋でちっぽけな自慢話を披露するネタ程度の重さしかない。そんなことに付き合う必要がどこにある?
- 自分のことは自分自身でしか救えない。頭が良い悪いは関係なく、誰にでも当てはまることである。願わくば、彼らのようなナメテンノカ星人達にもそれが理解出来る日が来ることを祈る。
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ドラレコは後方にもつけたい 「バカは後方からやってくる」- これが真理である。ドライブレコーダーは後方にも取り付けたい。
- 他方、最近は結構な頻度で、ドラレコ付けてますアピールが露骨な車を見掛ける。ブラフないしは警告としては有効だろうが、理屈の通用しない頭のネジの飛んだ、人間の形をした何かには通用しないことを知っておくべきだと思う。軽やスウィフトみたいなちまっこい車に限ってやっているような……まぁ偏見だけど。却って小物臭が漂うのでやめなよぉ、とよく思います。カメラはさりげなく付けておきたい。精々、矢印で「ココダヨ」としておくくらいにとどめておいてはどうか。